長年この仕事をやっていて判ったことは、「あきらかに女性の方が性欲が強い」ということ。時代と伴に変わってゆく、性欲に対する女性の意識

日本女性における、性欲に対する世代間の意識格差について考えてみました

カオルです。僕がこの仕事をやっていて判ったのは、「あきらかに女性の方が性欲が強い」ということです。
おそらく女性は子供を産む機能があるから、出産に関連する性的エネルギーは膨大であって、それは生理のリズムに合わせて周期的に変化してゆくのだと思います。
それなのに、世の中の常識として「女性は性欲はないだろう」と言う先入観があります。僕も昔はそう思っていました。あくまでも男性の性欲に対して女性は受動的である”べき”ものだと・・・。
さらに深刻な問題は、男性のみならず、女性自身もそうだと思い込んでしまっていることです。性欲を感じてしまうと、それは「恥ずかしいこと」「私だけ変なのではないか。。」と不安になってしまいます。
強いことが自然である性欲を、無意識に押さえ込まなくてはならないことに、日本の女性の悩みの根本があるのではないかと僕は感じています。

ものの本によると、江戸時代以前、日本は性におおらかであったそうです。明治維新の頃、性に関して特に厳格であったヴィクトリア朝時代のヨーロッパの文化が入ってきて、一夫一婦が制度として認められるようになりました。この頃から「姦通罪」に代表されるように、女性の性に対して厳しい制約が課されるようになりました。これは文化的な側面だけではなくて、明治政府が富国強兵という政策を達成するためでもありました。つまり一夫一妻、お父さんを頂点として、子供をたくさん産んでもらい、効率的に兵隊となる国民を増やしてゆこうということです。
戦後、そして令和になった現代でも、多くの女性はこのような頸木(くびき)から逃れられていないということだと思います。

ムツゴトに寄せられたメッセージから見る世代の違い

といっても、希望はあります。

僕は多くの世代の女性の方にお会いしていますが、年代によって緩やかにオープンな方向(頸木からの解放)に向かっているということです。だからあと100年も経って世代が入れ替わってゆけば、女性の性に対する認識も変わってくると思います。
これから、ムツゴトに頂いたメッセージから、世代によってどのように違っているのか考えてみましょう。

20代の女性は、自分に性欲があることをストレートに認めているメッセージが多いです。もちろん普段の生活で公言はされていないでしょうが…。セックスに対しても前向きで、もっと気持ちよくなってみたい、自分の身体をもっとよく知りたいと積極的な女性もいます。
お金を払って気持ちよくなれるのであれば、それはそれでいいだろうという考え方です。
大学生の女性から「アルバイトでお金を貯めたら利用したい」とのメッセージを頂いたこともありました。全体的に見てメリットがあれば性的サービスに対して、お金を払うことにも抵抗は無いようです。

30代、40代の女性は、女性の性に関する世の中の常識に対して、漠然とした違和感を感じているといご意見が多いです。ただ友人や周りとそのような悩みを会話をする「場」もないので、仕方なくご自身の心の中に押し込めているようです。セックスレス、男性本位な性生活に対する不満など、僕とお会いして初めて他人に話したとおっしゃっていただくことが多いです。

50代以上の女性の方からのメッセージは、性に対して保守的なものが多いです。女性は身体よりも、精神的な繋がりの方が大切なのだ・・・というご意見が見受けられます。ご自身の性欲に対しては消極的か、あるいは無いものとして押し込めている女性もいました。
性的サービスに対しては、「料金が高い・・」というメッセージが多いです。直接お話ししていると判ることは、自由になるお金は20代の女性と比較したら多かったとしても、「お金を払ってまで・・」とおっしゃる方が多いことです。バブル時代の考え方なのかもしれませんが、お金を払うと女性自身の価値が下がってしまうと考えられているのかもしれません。

これらの事柄は、個々人の女性の方がどうかというのでは無く、時代・世代の意識が色濃く反映されているのだろうと僕は思っています。
結局のところ僕たちは、時代に縛られている存在なのです。

以下、ムツゴトブログに頂いたメッセージをご紹介します。

20代女性

処女で悩んでいて、毎日泣きそうです。焦ることなんてないとよく言われますが、周りの子は飲み会になると彼氏とのそういう話ばかりで…辛いです。ムツゴトのサービスを利用したいですがそんな勇気もありません。20代前半の女子が性欲がないわけないです… いつか利用してみようと思いました。

30代女性

嬉しいです。私も心と身体は別だと感じていましたが、色々読んでも、女性は心と身体が一致しないと出来ないと書いてあるものを目にすることが、多く、その度、そんなことないのに…と心では思っていましたが、世間では理解してもらえないのかなと、思っていました。そうでなければいけないのかと、心での制圧を感じていました。
男性は心と身体は別物と、まるで、当たり前のように、風俗遊びを容認して当然という風潮の中、女性が遊ぶと、男性は、そんな女ダメとか言います。でも私からすると、男性の心と身体は別物というのは、女性も当てはまるのではないか、そして、女性も風俗を利用するのは女でも、当然と言える時代がくるといいなと思います。
このブログから女性もこういうものですよと、発信して下さることがとても嬉しく、扉が開かれた思いです。ありがとうございました。

50代女性

拝読させて頂きました。多分、殆どの女性が知らない女性の身体の蠢きを、そこまで熟知し得る経験値と観察力に言葉がありません。文章を読んでいても、無駄がなく理路整然としていて、でも優しくて爽やか。おそらく、お人柄も同様なのではと思います。
つきなみになりますが、凄い、でも怖くも感じました。( 悪い意味ではありません。)
初めて知ることばかりで、驚きの連続でした。私もイクということ( 現象? )を知らないのですが、やはり自分の身体に問題があるのだと思っていました。AVも見たことがないので、フリすらしたこともありません。男性が丁寧に前戯をおこなうことが大事であると書かれてますが、男性と女性とではどうしても気持ち的なズレがあるので、何時間も前戯をおこなうのは余程でない限り難しい気がします。
女性の多くは、肉体的な繋がりよりも精神的な繋がりを求め、それに安堵します。 SEXよりもキスの方が好き、感じると思う女性は多いと思います。あまり好きではない相手とSEXはできてもキスはできない、周りにもいます もしかしたら、男性でもそういう方はいらっしゃるかもしれません。 私は好きでもない人には、髪を触られるのも嫌です。私にとって髪は肌と同じですから。 それとは逆に、好きな人には何をされてもいい、受け入れなければと思うのも事実です。嫌われたくないから要求もできない、結果我慢をする、そんなスパイラルに陥ってしまうのです。どうしてでしょう、日本人気質のひとつなのかもしれません。 男性にしても、女性は男性に従属あるいは隷属するものだという考えが、無意識下にあるのかもしれません。

どのように、このような封印を解いていくかという具体的な方法については、こちらのブログをご覧ください。

女性はガラスの透明な瓶の中に押込められている存在、ほとんどは瓶の中に入っていることに気付くことなく終わってしまう

あとこの辺りのテーマについて、ぜひ一緒にお話しましょう。メッセージ頂けたら幸いです。

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>30歳女性の3人に1人が処女・バージン

30歳女性の3人に1人が処女・バージン

30歳女性の、3人に1人は処女といわれています(性経験のない女性の割合は、25~29歳で32.6%、30~34歳で31.8%〈2015年厚生労働省出生動向基本調査〉)。

恋愛もセックスも自由な今、3人に1人という数字は意外と多いと感じられる方が多いかもしれません。
「機会がない」「セックスしてもいいと思うような相手がいない」「その気になれない」など、その理由はさまざまですが、実は少なくない女性が「男性嫌悪や不信」「性的なトラウマ」「痛みや出血への恐怖」などの悩みや不安を抱えていることはあまり知られていません。

年齢を重ねれば重ねるほど、処女の十字架は重く女性にのしかかっていきます。
ある40代の女性は、処女であることについて、「40歳でバージンなんて正直気持ち悪いし、引くと思います。だからこれは、絶対誰にも言えません。私ひとりで抱えるしかない最重要機密です」とおっしゃっていました。
処女という十字架を背負っているのは、決してあなただけではないのです。

女性用風俗ムツゴトのお客様で30代のバージン女性、仮にA子さんとします、はこんなことをおっしゃっていました。
「私は処女、恋愛経験もゼロで、彼氏がいたこともありません。仕事に追われて、家に帰って寝るだけの生活。自信が持てなくて、家庭を持つ女性にいつも劣等感を感じていました。このまま異性と一切無縁の人生を送るかと思うと、絶望的な気分になります」

常に『女性としての自分に自信が持てない』『消えてなくなってしまいたい』という強迫観念にかられ、未経験であることについて、なんとも説明しがたい心のわだかまりがあったとA子さんは言います。
ベッドの中で抱き合った後、A子さんは「ずいぶん久しぶりに、人に甘えたような気がします」
と、ため息を漏らしました。

A子さんは、「『女』を出してはいけないと、ずっと自分に言い聞かせてきました。人に頼ったり、甘えたりしてはいけない、そんなことをしたら自分がガラガラと崩れてしまうと思い込んでいました」と言います。
「怖かったですか?」 と、聞くと、
「いえ、実際、怖いことは何も起こらなかったし、弱い面や、もろいところも含めて、私は私のままでいいと思うことができました。自己否定の固まりだった自分を、少し肯定できるようになったような気がします」
とおっしゃいました。
処女をいつ卒業するかは、個人的な事情であり、これまで機会がなかっただけで、何歳であっても、まったく遅くはありません。

30代、40代以上で処女の方は特に、人一倍まじめで、努力家の方が多いように感じます。自分の楽しみは後回しにて、人のため、会社のため、家族のために時間を使ってきたのではないでしょうか。
明日からはどうぞステキな時間を過ごされることを、自分で自分に許してあげてください。