3000人の女性との経験から学んだこと:女性が気持ちよくなるセックスとこれからの新しい価値観(2024年12月29日配信)

はじめに

カオルです。僕はこれまで多くの女性と向き合い、その中で多くの学びを得てきました。最初は好奇心から始めた活動でしたが、女性たちの声を聞き、彼女たちが抱える悩みや希望に触れる中で、次第に「女性に寄り添うこと」の大切さに気づかされました。

この記事では、これまでの経験から感じたこと、そしてこれからの新しい価値観についてご説明します。
「女性が気持ちよくなることを優先するセックス」というテーマはデリケートですが、これはただの性的な話ではありません。むしろ、男女間の深い信頼と理解を築くための大切な鍵だと僕は感じています。

なぜ今、「女性に寄り添ったセックス」が必要なのか?

女性たちが直面する現代の課題

僕が多くの女性と向き合う中で気づいたのは、現代の女性が抱える孤独や生きづらさです。
社会は「自分らしく生きる」というリベラルな価値観にシフトしていますが、その中で多くの女性が新しい課題に直面しています。

特にセックスというテーマにおいて、女性たちは多くのジレンマを抱えています。たとえば、男性が自分の欲求を優先しすぎることで、女性が自分の感覚や気持ちを表現しにくくなっている現実があります。この状況を変えるためには、男性がもっと女性の視点に立つ必要があると考えています。

男女の違いを理解する:女性との対話から見えたこと

男女の求めるものは根本的に違う

僕は女性とベッドを重ねる中で、男女が求めるものの違いを痛感しました。女性は「共感してほしい」「話を聞いてほしい」と思っています。一方で、男性は「解決策」や「結果」を求める傾向が強い。これが、日常生活だけでなくセックスにも影響を及ぼしているのです。

女性は「ドラえもん」を求める

女性は、まるでドラえもんのような存在を求めています。それは、いつでも側にいて話を聞いてくれる、安心感を与えてくれる存在です。

男性は「四次元ポケット」を求める

一方で、男性はドラえもんそのものではなく、四次元ポケットのような「便利なツール」を求めています。つまり、男性は機能性や効率性を重視する傾向が強いのです。

セックスにおける男女のギャップ

女性が求めるのは「プロセス」、男性が求めるのは「結果」

セックスにおいて、女性はプロセスが重要です。たとえば、セックスに至るまでの会話や触れ合い、優しい男性に抱きしめられている、大切にされているという安心感がとても重要です。
一方、男性は射精という結果にフォーカスしがちです。この意識のギャップが、女性側の満足度を下げる大きな原因となっています。

女性の身体と心には時間が必要

僕がこれまでの経験から学んだのは、女性の身体が完全にリラックスし、性的に開放されるまでには時間がかかるということです。多くの女性は「セックスの最中、ようやく気持ちが高まったと思ったら男性が終わってしまう」と言っていました。このようなミスマッチを防ぐためには、男性が女性のペースに合わせることが不可欠です。具体的には3~5時間の時間をかける必要があります。一般的な男性のセックスに要している時間は30分から1時間であると思われます。具体的な方法についてはこちらの記事をご覧ください。

どうしたらイケるのか?女性の約3割は「オーガズム」経験無し│

女性に寄り添うセックスを実現するための新しいスキル

セックスは「女性目線のコミュニケーション」であるという認識

セックスは単なる行為(例えば性欲を処理すること)ではなく、男女間のコミュニケーションの一つです。(処理であれば、AVを観てオナニーしている方がよっぽどコストパフォーマンスがいいです)そして、このコミュニケーションを成立させるには、女性目線に立った配慮が必要です。

女性が評価するセックスとは?

僕はこれまでの多くの経験を通じて、セックスにおいて男性の自己評価はあまり意味がないことを学びました。本当に上手いセックスかどうかを判断するのは、相手となる女性です。どんなに技術的に優れていたとしても、いま目の前の女性が喜んでもらう、あるいは気持ちよくなってもらわないとまったく意味がないのです。さらに難しいことは、女性によって条件が様々に異なってしまうということです。

たとえば、処女だったり、セックスレスだったり、トラウマがある男性恐怖症、なにかのコンプレックスを持っているとか、、
「また会いたい」「また一緒にいたい」「またしてほしい」と思われることが、男性にとって最高の評価だと言えるでしょう。

女性に寄り添うための具体的なステップ

僕自身は具体的には次のようなことを実践しています。

具体的な方法についてはこれから先詳しく解説してゆきたいと思っています。

女性の反応に敏感になる
セックス中、女性の表情や声、仕草を観察し、その都度相手に確認を取ること。

②女性のペースを尊重する
男性主導ではなく、女性のリズムに合わせたセックスを心がけること。

③アフターケアを大切にする
セックスが終わっても、女性の気持ちに寄り添う言葉や態度。信頼関係をなによりも大切にすること。

女性が抱える「生きづらさ」の背景

自分が「女性」であることを忘れてしまう社会

多くの女性と出会って感じることは「自分が女性であることを感じられない」という悩みを抱えているということです。おそらく社会や家庭での役割に追われ、自分自身の女性らしさを感じる時間が持てないのではないかと感じています。

女性が「女性らしさ」を感じる瞬間

僕は接した女性から「私は女であること」を感じると時々言われます。単純には当たり前のことなのですが、「男性という存在を感じることによって、はじめて自分が女であると自覚できるのではないか」ということが僕の仮説です。おそらく同じ女性と僕が、会社の同僚や友人だったらこうはならないはずです。ベッドで身体を重ねていること。そして心と身体を許してなにかしらが解放されたときにそう感じているのではないかと思っています。

女性が求める理想的なセックスとは?

女性にとってのセックスは「信頼を深める場」

セックスは女性にとって、身体的な快楽だけでなく、心のつながりや安心感を得る場でもあります。ある女性は、「セックスの後、心から満たされた気持ちになれるときが一番幸せ」と話していました。

カオルが考えて実践している「女性に合わせたセックス」

丁寧な前戯
女性がリラックスし、心を開けるまで十分な時間をかけましょう。

②身体と心を尊重
相手の女性が僕のことを受け入れてくれているかということに着目して、先を急がないでいつまでも待ってあげること。とにかく彼女を尊重する態度を忘れないこと。

オープンなコミュニケーション
セックス前後に感想や希望を話し合うことで、より深い関係性と信頼関係を築くこと。

未来に向けた展望:カオルの経験から見えた社会の課題

男性の新しい魅力としての「女性に合わせたセックスのスキル」

これから男性の魅力の一つとして「女性に寄り添ってセックスができる能力」が重要になると感じています。女性にとって、外見や収入だけでなく、どれだけ自分に共感し寄り添ってくれるかが男性を評価するポイントになるのではないかと考えています。

僕は15年もこのテーマに取り組んできましたが、ただ言うだけではなくて本当に実践して、結果として女の人に喜んでもらうことが極めて難しく、まだまだ道半ばだと痛感しています。

これから多くの女性の方からご意見を頂いて考えを深めてゆきたいと思っています。

本配信について頂いたご意見

30代女性の方

20代の頃にカオルさんのお店とカオルさんに出会って、以来不定期に利用させていただいている者です。(以下自分語りになります、感想になっておらずすみませんが)

ムツゴトさんを利用するなかでここ数年で、ようやく自分が、「実は女性らしい服装とかメイクを楽しんだり、かわいいと思えるものを身につけて楽しみたい、普通に異性とおつきあいをしてみたかった」という気持ちを受け入れてすこしずつ解放することができるようになってきました。これは、ムツゴトさんでのセッションを通じて丁寧に扱っていたたいたことや、話をしながら自分の考えを整理できたこと、カオルさんやスタッフの皆様には迷惑だと思いますが、心の依存先として考えることできて、自分に余裕ができたことが私にとってプラスに働いたのだと思います。

過去痴漢に何度か遭ったことや「女」をだすと母親が何故か不機嫌になったり彼氏が居るのか、どんな人なのかと事細かに聞いてきたりして不快だったことなど、色々あって恋愛や性的なことに興味があっても、「自分は触れてはならないものだ」と強く思っていたことにも気がつきました。

男女関係なく性的なことは一生ついてまわる事柄だと思うので、今後の日本がどうなっていくのか、ムツゴトさんはどのような取り組みをしていくのかとても興味があります。今後のスペースも、タイミングが合えばまた視聴したいです。

50代女性の方

カオルさん、「深夜のひとり語り」初めての試みということで拝聴させていただきました。Xのスペースでの配信とはどのようなものかと思いましたが、本当に簡単に気軽に聴くことが出来るのですね。
カオルさんが15年以上も前から女性の気持ちを優先する活動を続けてきているということ、始めたきっかけ、継続して実践することの重要性、伴う大変さなど、とても興味深く聴きました。
ムツゴトというお店を作られたカオルさんは、男性であっても女性の気持ちを受け止めて理解しようとしてくれますが、一般的な男性というと女性は男性より劣るもの、女性とはこうあるべきといった凝り固まった考えが根底にあると思われるので、女性側が男性を選ぶ時代が来るというカオルさんの考察は理想ですが、難しいのではないかと思ってしまいます。
以前何かで見聞きしましたが、生命の始まりは女性しか存在していなかったと、男性を作り出したのも女性であり、女性がいなければ命を誕生させることも不可能なのに、男女格差は明らかに存在し、世界的にも女性は未だに虐げられる存在だと思います。

次回のテーマ『性的同意、不同意性交について』、とても興味深いです。
カオルさんの解説楽しみにしています。

カオルさんとのセッションはまだスタート地点に立ったところですが‥私自身、色々と息苦しく生きづらさを感じて助けを借りたくてムツゴトさんの世界に飛び込みました。
今後、カオルさんと過ごす時間や関係性を通じてどのように変わってゆくのか、変わってゆけるのか、私にも未知の世界です。

音声配信はこちらからご視聴ください

2024-12-29_2300配信|Sex as Art(アートとしてのセックス)

皆様からのご意見をお待ちしています(男性の方からもメッセージ頂けたら嬉しいです)

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>30歳女性の3人に1人が処女・バージン

30歳女性の3人に1人が処女・バージン

30歳女性の、3人に1人は処女といわれています(性経験のない女性の割合は、25~29歳で32.6%、30~34歳で31.8%〈2015年厚生労働省出生動向基本調査〉)。

恋愛もセックスも自由な今、3人に1人という数字は意外と多いと感じられる方が多いかもしれません。
「機会がない」「セックスしてもいいと思うような相手がいない」「その気になれない」など、その理由はさまざまですが、実は少なくない女性が「男性嫌悪や不信」「性的なトラウマ」「痛みや出血への恐怖」などの悩みや不安を抱えていることはあまり知られていません。

年齢を重ねれば重ねるほど、処女の十字架は重く女性にのしかかっていきます。
ある40代の女性は、処女であることについて、「40歳でバージンなんて正直気持ち悪いし、引くと思います。だからこれは、絶対誰にも言えません。私ひとりで抱えるしかない最重要機密です」とおっしゃっていました。
処女という十字架を背負っているのは、決してあなただけではないのです。

女性用風俗ムツゴトのお客様で30代のバージン女性、仮にA子さんとします、はこんなことをおっしゃっていました。
「私は処女、恋愛経験もゼロで、彼氏がいたこともありません。仕事に追われて、家に帰って寝るだけの生活。自信が持てなくて、家庭を持つ女性にいつも劣等感を感じていました。このまま異性と一切無縁の人生を送るかと思うと、絶望的な気分になります」

常に『女性としての自分に自信が持てない』『消えてなくなってしまいたい』という強迫観念にかられ、未経験であることについて、なんとも説明しがたい心のわだかまりがあったとA子さんは言います。
ベッドの中で抱き合った後、A子さんは「ずいぶん久しぶりに、人に甘えたような気がします」
と、ため息を漏らしました。

A子さんは、「『女』を出してはいけないと、ずっと自分に言い聞かせてきました。人に頼ったり、甘えたりしてはいけない、そんなことをしたら自分がガラガラと崩れてしまうと思い込んでいました」と言います。
「怖かったですか?」 と、聞くと、
「いえ、実際、怖いことは何も起こらなかったし、弱い面や、もろいところも含めて、私は私のままでいいと思うことができました。自己否定の固まりだった自分を、少し肯定できるようになったような気がします」
とおっしゃいました。
処女をいつ卒業するかは、個人的な事情であり、これまで機会がなかっただけで、何歳であっても、まったく遅くはありません。

30代、40代以上で処女の方は特に、人一倍まじめで、努力家の方が多いように感じます。自分の楽しみは後回しにて、人のため、会社のため、家族のために時間を使ってきたのではないでしょうか。
明日からはどうぞステキな時間を過ごされることを、自分で自分に許してあげてください。