こんにちは。ムツゴト女性スタッフのアオイです。
カオルさんに背中を押されて、ブログを始めることにしました。
セックスや男女のこと、好きな本や、官能小説等について書いていけたらいいなと思います。
ツイッターもしていますので、もしよろしければご覧くださいね。
普通の30代OLが女性向け風俗スタッフになるまで
まずは自己紹介から。
私、アオイは30代半ばのヘテロセクシャルの女性です。雪国の生まれで、大学進学を機に上京。卒業後は出版関係の会社に就職。20代前半で結婚しましたが、10年目に訳あってお別れしました。子どもはおりません。
それなりに恋愛もしてきましたが、とび抜けて経験が豊富なわけではありません。セックスに対してもそう。小さい頃から内気で、外で遊ぶよりも家の中で本を読んだり、絵を描いたりする方が落ち着くタイプ。たくさんの経験をするよりは、ひとつの物事についてさまざまな角度から探ったり、思い出して妄想したりするのが好きです。
カオルさんと出会う前の私は、どこにでもいるような、本当に普通のOLでした。
女性の性をテーマにした書籍を作りたい
カオルさんと知り合ったのは、仕事がきっかけでした。
6年ほど前、当時私が勤めていた編集プロダクションに、カオルさんが女性の性をテーマにした書籍の企画を持ち込み、私が担当することになりました。
以前、女性の健康増進や性教育といったテーマも扱っていたので、適任だと思われたのでしょう。
企画書には
「経験人数700人超」
「女性の幸せはセックスが8割」
「すべての悩みは中イキで解決できる」
などなど、刺激的な見出しがずらり。顔合わせの前はどれだけギラギラした男性なんだろうと警戒したことを覚えています。
※たくさんの女性とベッドを共にすることについては、こちらの記事をご覧ください。
たくさんの女の人と寝るのは楽しいの?│女性用風俗、処女・バージン専門女性向け風俗mutsugoto
女の人は誰でも気持ち良くなれる身体を持っている
打ち合わせ当日、
「はじめまして。カオルです」
と、応接室に現れたのは、スーツに身を包んだ、物腰柔らかなサラリーマン風の男性。新しい営業の方と言われても納得してしまうくらい、カオルさんはオフィスに溶け込んでいて、こんな男性が本当に経験人数700人なのかといぶかしんでしまうほどでした。
一通り企画の説明を受ける中で、最も印象に残ったのは、
「女の人は誰でも気持ち良くなれる身体を持っている。僕はただ、それを引き出しているだけ。僕のテクニックが優れているとかでは全然ない」
というカオルさんの言葉でした。
「ずいぶんと謙虚なんですね」
と思ったことをそのまま伝えると、カオルさんは
「そんなことないですよ。今思うと恥ずかしいんですけど、僕も経験人数200人くらいまでは、『僕ってすごいな』とうぬぼれていました。」
と言います。
「一口に女性といっても、それぞれが抱える欲望はさまざまです。とにかくセックスで気持ち良くなりたい、腰が抜けるくらい何度もイかせてほしいという人もいれば、処女で男性の裸を見るもの初めてという人もいる。同じ女性でも、その日の気分や体調によっても変わるんです。本当にテクニックでイカせられられるのであれば、 100%気持ち良くなってもらえるはず。でも実際にはそれは難しい。経験を積めば積むほど、僕が出来るのは僅かだっていう事を思い知らされるんです」
カオルは「女」という原点を思い出させてくれる
思慮深く、謙虚な男性。
というカオルさんへの印象は、取材を重ねる中でも変わることはありませんでした。
何度か取材をし、インタビューをもとに、原稿に書き起こしていきました。
しかし、いくつかの不運が重なり、出版までいきつかないまま、企画はボツになってしまいました。
企画が流れてしまった後も、彼との交流は続きました。カオルさんの語る話はとても興味深く刺激的で、当時恋愛にも仕事にも行き詰まりを感じていた私にとって、目の覚める思いでした。なぜカオルさんと話していると心地よいのか、ずっと考えていて、あるときハッと気づいたことがあります。
男性に比べて、女性は特に、年齢や立場によってさまざまな役割を使い分けることを要求されがちです。親の前では「よい娘」、会社では「デキる女」、結婚すれば「すてきな奥さん」、お子さんがいれば「優しいお母さん」。常に相手の顔色をうかがって、自分の欲求は後回し。私もそうだし、こういう女性はとても多いと思います。
カオルさんは、女性を決して型にはめません。「デキる女」「すてきな奥さん」でなくても、がっかりしたり、ばかにしたりしない。弱さやわがままも丸ごと受け入れて、「女」として扱ってくれる。だからこそ、多くの女性が安心してカオルさんに身体を預けるのかもしれません。
安心安全な女性向け風俗
あるとき、カオルさんから、女性が安全に安心して楽しめる、女性向けの風俗店を始めようと思うという話を聞かされました。
彼と知り合う前の私なら、『風俗』という言葉自体に拒否感を覚えて、眉をひそめていたかもしれません。男性がお金にモノを言わせて女性に好き勝手をする、そんな従来のイメージが強いからです。
ただカオルさんなら、単に男性向け風俗の裏返しではない、女性に必要とされる新しい形のサービスを生み出せるかもしれない、もし私でよければ何か力になれないかと提案し、今に至っています。