セックスをしていると、たまに、女性があまりにも気持ちよさそうで、うらやましくなることがあります。
そんなふうに感じるのは僕だけなのかなと思っていたのですが、先日ムツゴトでお会いしたレズビアンの、いわゆるタチの女性も同じようなことをおっしゃっていましたので、紹介したいと思います。
レズビアンの女性、仮にAさんとします。Aさんは20代後半。ボーイッシュで中性的な容姿で、女性のパートナーがいらっしゃるということです。
Aさんはこんなことをおっしゃっていました。
「普段のセックスでは、ほとんど私が攻めているので、一度受け身になってみたいと思っています。
いつも彼女があまりにも気持ちよさそうなので、そんな彼女を見ている内に、一度でいいから自分も気持ちよくなってみたいな、気持ちよくなれないかなと、ここ数年ずっと考えていました」
そんなふうにおっしゃっていました。
Aさんと抱き合った後、ベッドの中でセックスについていろいろな話をしました。
Aさんはセックスしている間、ひたすらパートナーの女性に合わせているそうです。
パートナーがたくさん感じて、数えきれないほどオーガズムを得て、ぐったり疲れたら抱き合って小休止。お互いに気持ちが高まってきたらまた再開する。それを明け方まで繰り返しているといいます。
パートナーの女性は、一度火が付くと止まらなくなるような感じで、すごく気持ちよさそうにしている。それはすごくうれしいのだけど、ちょっと羨ましくなると、Aさんは言います。
僕はAさんの話に深く共感しました。
なぜなら、オーガズムを何度も迎えて、本当に気持ちよくなっている女性を抱いていると、僕も羨ましくなることがあるからです。
残念ながら、女性の身体を持っていない僕は、その気持ちよさを実際に体験することはできません。
僕も含め、男性の性感は射精したら終わりなので単純です。
出すだけだったらセックスより、アダルト動画を見ながらオナニーをした方がよっぽどお手軽です。
最近草食系男子が増えてきたと言われるのは、生身の女性よりアダルト動画の方がコストパフォーマンスが高いからでしょう。
「どうして男女はセックスするのか?」と、僕はずっと考えてきました。
僕の答えはこうです。
女性がすごく気持ちよくなると、男性はそのおすそ分けがもらえるからです。
女性の性感を100とすると、男性の射精の気持ちよさは10です。
身体の構造上、男性はそれ以上気持ちよくなれません。
でも女性の快感を高めることが出来れば、男性もおすそ分けがもらえます。20おすそ分けがもらえれば2倍、30もらえれば3倍、男性は限界値の数倍気持ちよくなれるのです。
僕はムツゴトHPやいろいろなところで、「セックスは女性を気持ちよくするもの」と言っていますが、それは僕が優しくて心映えが良いか、とかではまったくありません。
単に女性からおすそ分けをもらって、気持ちよくなりたいからだけです。
女性を気持ちよくさせたほうが、自分にとってもずっと素敵だと言うことを知っているからです。
先ほど、30で3倍といいましたが、それでもまだ女性の気持ちよさの3分の1です。
僕はいつも感じるのですが、女性の身体は本当にすごいと思います。
Aさんとお話をして、素敵な男性と出会ったという印象が最後に残りました。
レズビアンもノーマルも同じで、セックスというのは受け入れる側を気持ちよくする行為なのだと思います。男性同士のゲイのカップルでも同じなのかもしれません。