今日は、「イキにくい女性」についてお話します。
前提として、僕は、女性は100人いたら、100人全員が「気持ちよくなれる身体」を持っていると思います。
YouTubeの動画や、ムツゴトのホームページで繰り返しお伝えしている通り、女性がセックスで良くなれない原因は「ほとんど」男性側にあります。
僕がここで、「すべて」とという言葉を使わないのはわけがあります。
女性の中には、気持ちよくなれる身体を持っているのに、心がブレーキをかけてしまっていて、イキにくい方がいらっしゃるからです。
例えば、性的なことに嫌悪感や罪悪感があったり、男性不信、過去のセックスで痛い思いをしたなど、ブレーキの種類、強弱は女性によってさまざまです。
僕は、「女性が気持ちいいセックス」というテーマに対して、かれこれ10年以上取り組んできました。
気持ちいいセックスは、次の3つの要素で構成されています。
1つは、男性のテクニック
2つは、女性が心を開いてくれること
そして3つは、お互いの信頼関係です。
それぞれの割合は、
●男性の技術力が3割
●女性が心を開いてくれることが5割
●お互いの信頼関係が2割
です。
僕も含めた男性が、いくらテクニック自慢をしたとしても、所詮はウェイト3割にすぎません。
セックスはごまかしが利かないデリケートな行為のため、女性が本当に身体と心を開いて、信頼してくれないとオーガズムを得ることはできないのです。
僕は女性向け風俗を始めてから特に、技術以外の、7割を意識するようになりました。
以前、僕が担当させていただいたお客様から、こんなメッセージをいただきました。
「私は、今までセックスが気持ちいいと思ったことがあまりないです。
先日も、担当してくださったカオルさんには本当に申し訳ありませんが、正直なところ、あまり気持ちよさを感じることができませんでした。
カオルさんとのお話を通して、その原因は、自分が、カオルさんや今までのセックスをした相手の男性に心を開くことができなかったからではないか、と気づきました。
心を開けない、というのは、相手の男性に対する不信感からくるものではありません。
どちらかといえば、相手の男性に対する、「せっかくしてもらっているのだから、気持ちよくならないと申し訳ないという気持ち」などの遠慮や、こんな姿を見せたら嫌われるんじゃないか、気持ち悪いと思われるのではないかという、本当の自分を知られることに対する恐怖心から来ていると思います。
カオルさんにふれてもらいながら、こんなに優しくしてもらっているのに、どうして私はこの優しさを素直に受け取れないんだろうと、自分にほとほと嫌気がさしてしまいました。
この壁を壊してしまいたい、できれば一緒に壊してほしいと思います。
「心を開く」って、どうしたらできるんでしょうか?」
というメッセージでした。
このお客様と同じように、セックスの最中に、相手に「申し訳なさ」を感じたり、エッチな自分を知られたら、気持ち悪がられるんじゃないか、嫌われてしまうのではないかと恐怖心を感じている女性はとても多いと思います。
「心を開くにはどうしたらいいのか?」という、彼女の疑問に対する僕の答えは2つです。
1つは時間。
2つは納得感です。
まずは単純に、回数を重ねることだと思います。
時間をかけて、何度も抱きあうことで、いつか、パッと霧が晴れるように、「あぁ、この人は絶対痛いことはしないんだ」「気持ちよくなっても大丈夫なんだ」「遠慮しなくてもいいんだ」と納得することができると思います。
信頼関係というと、少し大げさかもしれません。例えるなら、なじみの美容師さんや、ネイリストさんへの信頼に近いように思います。
「この美容師さん、ネイリストさんに任せれば、絶対にキレイに、かわいくしてくれる」
というような気持ちにも似た安心感です。
まとめます。
気持ちいいセックスは、次の3つの要素で構成されています。
男性のテクニックが3割
女性が心を開いてくれることが5割
そして3つは、お互いの信頼関係が2割です。
いくらテクニックが優れた男性が相手でも、女性が心を開いてくれなければ、セックスで気持ちよくなることはできません。
心を開くためには、女性が「この人は大丈夫なんだ」と納得することが必要で、それにはある程度の時間がかかります。
イキにくい女性でも、時間をかけて納得することができれば、必ずイケるようになります。