カオルです。
先日のツイキャス放送『もやもやと女性の性欲』にたくさんのコメントや感想ありがとうございました。
聞き逃してとても残念ですという声をいただきましたので、ブログにまとめたいと思います。
女性の「性欲」には、いろいろな感情が複雑にまじりあっている
映画ですてきなラブシーンを観た後、あるいは排卵日の前後や生理前に、どうにも落ち着かなくなったり、もやもや、そわそわしたりすることはありませんか?
そのもやもややそわそわは、もしかしたら、「性欲」かもしれません。
「性欲」とひとくくりに言っても、女性のそれは、男性のようにストレートではありません。
寂しい、甘えたい、愛されたい、癒されたい、気持ち良くなりたいというさまざまな心の動きが複雑に絡み合っているし、孤独感や焦燥感、不安感を和らげたい、男性に抱かれることで承認欲求を満たしたいという気持ちもあると思います。
そのもやもやが実は「性欲」であると、ご本人すら気づいていない場合が多いのです。
「セックスのことでいっぱいで、頭がおかしくなりそう」
長年このような女性向けの性サービスの世界に関わっている僕には、ひとつの確信があります。
それは絶対的に、男性よりも女性の方が性欲が強いということです。
例えば、男性は一度達してしまえば割とスッキリして、あとは日常の些事であるとか、仕事だとかにすぐ頭が切り替わってしまいます。
一方、女性はいったん身体に火が付くと、なかなか納まりません。もっと、もっと、してほしいと何度も求めてくるし、ホテルから出ても2、3日はそのような状態が続きます。身体が気持ち良さを覚えるからでしょうか、手をつないだり、向かい合って話していたりするだけでイク方もいらっしゃいます。
本当の意味で性にオープンになった女性の発するエネルギーは、本当にすさまじいものがあります。太古の記憶や生命の本質というとおおげさかもしれないけど、そのような深淵をのぞいたような気がして、男である自分がちっぽけに感じるほどです。
それは、女性には妊娠、出産という、男性には不可能なライフイベントがある点と無縁ではないでしょう。
排卵日や生理前などは、特に性欲が高まる女性は少なくありません。
その強い欲求に対して、罪悪感や後ろめたさを覚える女性が多くいらっしゃいます。
「私はどこか変なのではないか」「淫乱なのではないか」と真剣に悩まれている方もいます。
でも、それはまったくおかしくないし、女性としてのパワーが豊かである証だと、僕は思います。
もやもやを一緒に解きほぐしていく
多くの女性は、「もやもやするけど、これが性欲なのかどうかはわからない」「現状に満足していないのは確かだが、具体的に何がしたいのかはわからない」という状態でご利用されます。
ベッドの中で、「何かしたい、されたいことはありますか?」とお聞きしても、大半の方は固まってしまって、うまく答えられません。
ご本人すらわかっていないのだから、僕が「答え」を提示してあげることはできません。「これが正解ですよ」と押し付けてしまっては、それはまた違う種類の商売であり、僕らの望むところではなくなってしまうと思うからです。
ただ、長い時間、多くの女性と接してきて、以下の2点は間違いがないと感じています。
・「とにかく時間をかけること」
・「女性のペースとリズムにあわせること」
詳しくは以下のブログをご覧ください
もやもやを一緒に探っていく、あるいは解きほぐしていく、そのための伴走者として、僕たちは存在しているのかもしれません。
終わり