今日は、「セックスが痛い問題」についてお話します。
セックスは痛いものと思っている女性が、極めて多いように感じます。
結論から言うと、セックスが痛くなってしまう原因は男性側にあり、その要因は2つです。
- 男性が、おちんちんと女性器を同じように考え、扱ってしまっていること
- コミュニケーションの行き違いです。
ある20代の女性は、こんなことをおっしゃっていました。
私にとって、「エッチは痛い」というイメージが強いです。彼は指を乱暴にいれたり、バンバンピストンしたりして、私はいつも痛みを我慢しているような状態でした。
20代女性
彼と別れて寂しい気持ちはあったけれど、これでエッチしなくていいんだと思うと、少し気が楽です。
男性との出会いはあるのですが、恋愛に肉体関係はつきものだし、またあの痛みを我慢しなきゃいけないのかと思うと、想像するだけでうんざりしてしまいます。痛くさえなければ、もっと恋愛にも積極的になれるのになと思います
と、このようにおっしゃっていました。
「痛くない」は、気持ちいいセックスのための最低条件です。どんなにステキな男性でも、セックスが痛ければ、すべてが台無しだと僕は思います。
セックスが痛くなってしまう原因について、説明します。
まず、1つ目、多くの男性は、自分のおちんちんと女性器を同じように考え、扱ってしまっています。
ヒントは、男性のオナニーにあります。
多くの男性は、おちんちんを手でしごいてオナニーをします。
おちんちんを強く握って、素早く動かすのが習慣になっているので、女性にふれるときも、強い力で、素早く動かす方が気持ちいいだろうと勘違いをしてしまっているのです。
また、日本人の男性の7割は、仮性包茎です。おちんちんが包皮に覆われているので、強く握ってもあまり痛みを感じません。
おちんちんと女性の性器を同列に考えて、このくらいなら平気だろうと考えているのではないかと思います。
男性が思っている10倍以上、女性の身体、特に女性器はデリケートです。
激しくすると、当然すぐ痛くなってしまいます。
2つ目は、コミュニケーションの行き違いです。
残念ながら、女性が痛がっていることを多くの男性は気付いてすらいません。性器が「痛い」という発想すらないと思います。
当然ですが、男性はあなたに意地悪をしているわけでも、悪意をもって性器をかき回しているわけではありません。
あなたに気持ちよくなってほしくて、あなたを感じさせたくて、性器をガシガシとかき回し、パンパンとお尻をぶつけるような激しいピストンをしているのです。
「女の人が痛がっている」という事実に気づかない、想像すらできない、そのことが問題をより深刻にしてしまっているように感じます。
また、多くの女性は、セックスが痛くても、我慢してしまいます。
日本人の女性は、本当に思いやり深い、優しい方が多いです。
普段の生活でも、ベッドでも、男性を立てて、自分の気持ちを後回しにしがちです。本当は痛いけど、彼が一生懸命してくれているのだから、そんなことを言ったら申し訳ない。せめて彼が一秒でも早くイって、苦しい時間が早く終わるように、気持ちいいふりをしよう。そんなふうには思ってないでしょうか。
あなたの優しさや、思いやりの深さが、彼から成長の機会を永遠に奪ってしまっているのです。
男性はいつまでもひとりよがりなセックスをすることになり、いつしか女性はセックス自体が苦痛になって、するのも嫌になってしまいます。
まとめます。
大半の男性はオナニーの際におちんちんを強く握って素早く動かしているため、女性の身体にふれるときも、「強く」「素早く」が気持ちいいのだろうと勘違いをしています。
そのような男性に対して、多くの女性は、彼に悪いし、せっかくしてもらっているのだからと、痛みを我慢して、気持ちいい振りをしています。
そのため、いつまでたっても「気持ちいいセックス」にたどりつけないという悲劇が、そこかしこで起きています。。
男女のどちらかがアクションしなくては、いつまでも「セックスが痛い」という問題は解決しません。
まずできることから始めましょう。
男性は、もしかして女性は痛いのではないかと、常に気遣うことです。
女性は、少しでも違和感や痛みがあれば、我慢しないで男性に伝えることです。
まずはこの2点からです。
僕は「セックスは究極のコミュニケーション」であると考えています。
性に関することはなかなか言いにくいと思いますが、まずは感じていることを、率直に相手に話してみることが、男性も女性もお互いが「気持ちいいセックス」への第一歩だと思います。