おちんちん「勃起」について
みなさんは「勃起」という言葉を聞いたことがありますか?
「勃起」はおちんちんにとって、とても大切なキーワードですので、ぜひ覚えていただきたいと思います。
おちんちんは、普段は柔らかく、重力に従って垂れ下がっています。
性的に興奮したり、気分が高まったりすると、おちんちんの中にある陰茎海綿体(いんけいかいめんたい)に血液が流れ込んで硬く、大きくなります。これを「勃起」といいます。
勃起状態で、ゴムホース程度の弾力のある人もいれば、まるで木の棒のようにカチカチになる男性もいらっしゃいます。
日本人男性のおちんちんの平均は、勃起していない状態で約9センチ、勃起して約13㎝と言われています。
女性が思う以上に、おちんちんの大きさは男性にとって、センシティブな事柄です。内心コンプレックスに思っているかたもいるので、口にしない方が賢明です。
いわゆる「朝勃ち」 とは
勃起は性的なシーンだけでなく、夜寝ているときや、朝起きたときにも起こります。いわゆる「朝勃ち」です。
家でリラックスしているときや仕事中でも、何の前触れもなくおちんちんが勃つこともあります。
逆に、ベッドに入って、いざセックスというときに、ちっとも大きくならない、うんともスンとも言わないというのもよく聞く話です。
僕を含めた男性は皆、生まれてから大抵は死ぬまでずっと、おちんちんと付き合っていくわけですが、おちんちんは気まぐれで、気分屋、かつ非常に繊細でデリケートです。
おちんちんにはおちんちんの意思があり、僕とは別の人間と言ってもいいくらいで、その操縦は、容易ではありません。
きっとこれは、僕も含めた多くの男性が感じていることだろうと思います。
一つ、女性に知っていただきたいことがあります。
「おちんちんが勃起する=あなたに性的な魅力を感じている」は確かにそうなのですが、逆に、
「勃起していない=魅力を感じていない」では決してないということです。
おちんちんの気持ち
気持ちの上ではしたくてしたくてたまらないのに、おちんちんは静かなままというのは、割とよくあります。
うまくしなくちゃ、男らしくいいところを見せなきゃ、リードしなきゃなど、妙なプレッシャーを感じて、おちんちんが勃たなくなるというのも、特に若い頃はよくあります。
不思議なもので、「勃起しなきゃ」と思えば思うほど、立たなくなってしまうのです。
そんなときは、おちんちんのことはいったん忘れることです。
女性は、彼やパートナーのおちんちんが硬くならないときは、「おちんちんにはおちんちんの都合があるからしかたないよね」と、広い心で接してあげてください。
彼とおちんちんは別の人格です。彼が乗り気でも、おちんちんもノリノリ絶好調とは限らないのです。
男性にお伝えしたいのは、おちんちんを使わなくても、手や指や舌で、十分女性を気持ち良くすることができるということです。
勃起しなくてもセックスはできると思うことで、心に余裕が生まれ、「おちんちんを大きくしなきゃ」というプレッシャーから解放されます。
逆説的ですが、「別に立たなくてもいいや」と思うと、勃起しやすくなるのです。
経験と訓練で、おちんちんはある程度コントロールできるようになります。
その訓練と練習法については、また今度お話したいと思います。
以上、おちんちんと勃起の話でした。