女性用風俗のサービスは何を目指しているのか?
女性向けの性的サービスはまだ一般的ではないから、どう向き合っていいのか判らないという女性の方が多いと思います。男性向けの風俗であれば、「性欲の解消」という目的がはっきりしているので、お店側は短時間で効率的(?)に処理することができます。
でも女性は、男性みたいにストレートに性欲が顕れてくるわけではありません。
女性用風俗で働いている僕の経験では、初めていらっしゃったお客様に「何をして差し上げればいいのか」よくわからないことが多いです。根本的にはセックスがテーマなので、中途半端にデートすることを求めているわけではないですが、ただ単純に性欲を解消したいというわけでもないです。
「寂しい」「眠れない」「排卵日で気持ちと身体が不安定」「男性に甘えたい」いろいろな気持ちが混ざっています。それは何時間対面で話していても何も判らないでしょう。
だから僕たちスタッフは、時間をかけて女性のお客様を抱きしめます。肌を合わせて、頭と背中、そしてお尻をゆっくり撫でてあげるのです。そうするとお互い身体と気持ちが通じ合って、どんなことをして欲しいのかが見えてくるようになるのです。
女性向け風俗とは、「性的モヤモヤ」を一緒に探っていく、あるいは解きほぐしていくサービスだと僕は考えています。
これは、ご利用をずっと悩んでいらっしゃる女性の方から頂いたメッセージです。
(公開することはご本人に了承いただいています)
カオルさんへ
私が「女性向風俗店」というサービスの存在を知ったのは比較的最近でした。
もちろん実際に使用した事はありませんが、「一度は使用してみたい」と思ってしまうのが本音です。
お恥ずかしいですが、私はホストクラブ等も経験した事がありません。
正直興味がある自分と、お金を払ってまでして…と思う自分が半々なのです。ですが性的な悩み・体の悩みは誰しも付き物だと思っています。
しかし、そういった悩みというのは誰にでも相談できる事ではありません。
だから少しカオルさんに頼ってみるのもいいかもしれないな、とは思います。「愛されたい」「癒されたい」「気持ちよくなりたい」「安心したい」…
そういった心の叫びを、素直に聞いてあげる事が私には大事なのかもしれません。もしも私がムツゴトを利用したら…
最初はやはり勇気もいるし抵抗もあるんだと思います。
カオルさんに心の扉を開くのも時間がかかる事かもしれません。でも、
「頭を撫でていいこいいこしてほしい」「優しくハグをしてほしい」
そういった我儘を、思い切りぶつけてみたい。いっぱい甘えたい。でも本音は言えない…
そんな気持ちがゴチャゴチャになっています。カオルさんに「体の快楽」だけでなく「心の快楽」を与えてもらったら…
少し自信に繋がり前を向ける、そんな気がしています。