愛があればセックスで気持ちよくなれるのか?
女性向け風俗ムツゴトのカオルです。
今日は「愛」と「セックス」の関係についてです。
結論から言うと、僕は気持ちいいセックスに、「愛」は必須ではないと思います。
恋愛感情がなくても、気持ちいいセックスは十分可能だし、逆に、大好きな彼や旦那さんだから、深く気持ちよくなれるというわけではありません。
「愛」と「セックス」 のテーゼ
「愛」と「セックス」を結び付けすぎると、不自由になってしまうのではないかと、僕は思っています。
一般的には、以下のようなテーゼがあると思います。
「セックスは愛情を確認する行為」
「愛のあるセックスは気持ちいい」
「恋愛 = セックス」であり、オーガズムは深い愛情の先にあるものと考えられています。
まず恋愛があり、 好きな人とセックスで結ばれて、 結果オーガズムに至るという順番です。
しかし現状、多くの女性が、大好きなはずの彼や旦那さんとのセックスが気持ちよくない、痛い、イケないと悩んでいらっしゃいます。
好きな人だから気持ち良くなれるはずなのに、そうなれない。
私の愛が足りないのか、彼は私の事を愛してくれてないのか。
多くの女性がこのような疑念を持ってしまっています。
このような疑問が生まれてしまう根本原因は、「恋愛 → セックス → オーガズム」といった固定概念のためかもしれません。
1,000人以上の女性経験がエビデンス
10年以上、1000人近くの女性と接してきた僕が思うことは、「性的に気持ち良くなるために、恋愛感情は必須でない」ということです。
気持ちいいセックスに必要なのは、愛情ではなくて、身体の深いところでの「信頼感」です。
"信頼"とは「この人は私に痛いことや、嫌なことは絶対にしないんだ」という狭義な事項です
"信頼"は、僕がこの仕事で最も重視していることでもあります。
彼氏や旦那さんであっても、例えば興奮のままにおっぱいを乱暴に揉む、指で膣をかき回す、腰を激しく打ち付けるなどしたら、痛いし、痛いと身体は無意識に警戒モードになってしまいます。
頭では「好きな人とセックスをしているのだから、気持ちいいはずだ」と思っても、身体は相手を警戒しているため、気持ちよくはなれません。
また厄介なことに、一度身体に「セックスは痛い、怖い」と刷り込まれてしまうと、毎回、自動的に警戒モードに入ってしまいます。
それを解除するのは容易ではありません。
旦那さんに抱かれている時、必ずしも安心している訳ではない
彼氏や旦那さんとのセックスが気持ちよくない、痛いという方は、もしかしたら身体が無意識に警戒モードに入っているのかもしれません。
「愛とセックス」について、大学生のTさんから、次のようなメッセージをいただきました
「彼氏はいますが、正直なところ、あまりセックスがよくありません。
好きなのに、どうして気持ちよくなれないのだろう。私が悪いのだろうかと思い、セックスのたびに、彼に申し訳なさを感じてしまいます。
私はいままで、ざっくりと「愛情=セックス」だと考えてきました。
愛が先に来るのだろうと思っていたのですが、カオルさんとお話していて、セックスは愛情でもあると気づきました。
さらにいえば、愛情は数式で、セックスは解だとも考えられます。どちらを求めるにせよ、見え方・感じ方違うだけでが答えは同じなのだと、ムツゴトさんを利用して気づくことができました。
漠然としていた考えが、腑に落ちる感覚がしてスッキリしました。
ぜひ、また利用させていただきたいと思います。
ありがとうございました」
というメッセージでした。
愛とセックスを一旦分離するという提言
Tさんもおっしゃっているように、世の中には「女性は愛情が先にあって、セックスはその結果生まれるもの」という常識があります。
「愛とセックス」を結び付けすぎてしまうと、苦しくなってしまいます。
愛はなくても、正しい技術と信頼関係さえあれば、気持ちいいセックスは十分に可能です。
常識から完全に自由になるのは難しいかもしれませんが、このような世界もあるということを、頭の片隅に、ちょっとでも覚えておいていただけると嬉しいです。