55.2%の夫婦はセックスレス。なぜこれほど多くの夫婦がセックスレスで悩むのか?

日本のセックスレスの現実

コンドームメーカーである相模ゴム工業株式会社が、日本全国14,100人を対象に行ったアンケート既婚者・交際相手がいる方に対して「結婚相手、交際相手と世間一般に言うセックスレスだと思いますか?」の調査結果です。
既婚者の55.2%、交際中では29%が「セックスレスだと思う」と回答。特に40~50代男性の6割の方がセックスレスだと思っているそうです。

確かに、僕がお会いしている女性の方にも、セックスレスだという方は多いです。10年していないというセカンドバージン女性もざらにいます。周りの人、例えば両親や友達に相談できない話題なので、自分だけがセックスレスなのではと悩んでいる女性が多いと思います。先日お会いした40代主婦の方によると、女同士で会話していると、9割は夜の営みが無いと言っているそうです。「子育てが忙しいからそんな暇はないよ」という人もいるそうですが、それ以上踏み込んだ話はとてもできないらしいです。彼女自身も10年以上セックスレスで、皆どうやって処理しているんだろうと思っているとのことでした。

その他の事例は、お客様の声をご覧ください。

結論から言うと、「セックスレスのほとんどの原因は男性側にある」と僕は考えています。そうだとすると、女性には解決の糸口がほとんどないのです。これから詳しく説明したいと思います。

彼女や奥さんは、なぜセックスの対象にならないのか?

「浮気していて、他にセックスする女性が現れたので奥さんとは出来ない」という男性もいると思います。この場合、セックスレスの理由がハッキリ判るので、納得はできます。ただ多くの場合は、女性から見てよくわからない理由でセックスレスになってしまっているのです。浮気もしていなさそうだし、身体に異常があるわけでも無いのに、いつからか手を出してこなくなってしまった。本人に女性からいろいろ問いただしてもはっきり理由が判らない。しょうがないので女性は、あれこれと原因を想像するしかありません。

・母親になってしまったので性的な対象として見れないのか
・日常常に一緒にいるので飽きてしまったのか。
・生活に追われていて奥さんに相手してもらえないからなのか
・結婚当初に比べて外見が綺麗でなくなってしまったからか

ほとんどの女性は、自分自身に何か問題(たとえば魅力が減ったとか)があって、パートナーの興味が減ったのではと思わざるを得ません。それで、旦那さんに振り向いてもらうために、「優しくしたり」「オシャレに気遣ってエステに行ったり」努力を積み重ねてみます。それでも多くの場合、努力しても改善することはないようです。思い切って女性からベットに誘ってみても、「拒絶」されたり「それとなくはぐらかされて」しまって、結局先に進めません。

奥さんには言えない二つの理由

セックスレスの原因は、男性の「不能」

僕がこれまでセックスレスの女性の話を聞いてきて気が付いたことは、セックスレスになった最初のきっかけが、「彼が勃起できなかった」「硬さが足りず、うまく挿入できなかった」「射精の前に萎えてしまった」というケースが多いことです。女性にはわからないと思いますが、男性にとって、「勃たない」ということは、ショックが非常に大きいです。女性から、「疲れているんじゃない?」「そういうこともあるよ」と慰められても、一度失われた自信は、そう簡単には回復しないものです。勃起に不安を持つ男性にとって、妻の「セクシーな下着」や、「精の付く食べ物」までもが、恐怖でしかないのです。「次もダメなのではないか?」「また萎えてしまうのではないか?」と、逆にプレッシャーを感じてしまいます。

勃起できないという問題は、中年以降の男性の問題だと思われがちですが、現在は20代、30代の男性でも勃起力に不安を抱えているらしいです。若年性EDの約9割は、ストレスやプレッシャーによる心理的要因だといわれます。EDの原因は多岐にわたっていて、糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病、前立腺肥大など泌尿器科系の疾患、また、うつや自律神経失調症などの精神疾患が男性機能に影響を及ぼす場合もあるそうです。若く、健康な男性でも、お酒の飲みすぎや寝不足、セックスの際のちょっとした失敗などでも、勃たなくなることはよくあることなのです。

中折れや勃起不全が続くうちに、男性は奥さんや彼女とのセックスを避けるようになってしまうのです。

大切な彼女は、性欲の対象から外れてしまう構造

2番目は、男性の「性欲の構造問題」によってセックスレスが引き起こされているというものです。
男性向けのアダルトビデオには、凌辱的なものや、女性を乱暴に扱うものが多いのです。「イヤよイヤよもいいのうち」という古い言葉の示すとおり、女性の嫌がる姿に興奮して、無理やり押し倒すのがセックスだと考えている男性も未だに存在しています。

女性にとってセックスとは、愛情を交わしたり、寂しさを癒したり、女性としての自分を再確認する、「ポジティブな行為」なのだと思います。一方、男性の望むセックスは、女性のそれとはまったく別物なのです。男性の性欲には、『荒々しさ』や『暴力』が密接に結びついていると僕は考えています。多くの男性にとって、セックスとは「猥雑」的な感情で、「性的興奮」や「刺激」「スリル」を求める気持ちのほうが大きいのです。

男性にとって、妻や恋人がクリーンな存在になればなるほど、性的対象から外れてしまうのです。
「その女性を大切に思うからこそ、淫らな性の相手として見ることができない」

セックスレスになると、女性の方は自分に魅力がなくなったのではないかと、いろいろ頑張ってしまうのですが、そんなことを心配しなくても大丈夫です。

また二人の間にセックスがなくなってしまったからと言って、彼のことを全否定することはありません。彼にとって一番大切なのはやっぱり「彼女や奥さん」です。以上の仮説を認めるとすれば、セックスレスは男女の構造的な違いによるものです。だから、解消することは一旦諦めて、考えを変えた方が楽になれます。
次回は「セックスレスは簡単に解消できない」ということを前提に、それでは具体的にどうしたらいいのか?ということを書いてゆきたいと思います。

ブログをご覧の女性の方からメッセージを頂きました

こんにちは。初めまして。
ここにコメントさせて頂くのは初めてですが、 以前から何度かこちらに来させて頂いていました。
色々と女性のメンタル部分も含めて、理解していらっしゃる事に物凄く驚きました。
私の場合も?主人が早漏で早いので、いつも悲しい思いをしています。 挿入してから1分と持ちません。。(-_-;)
おまけに『仮性包茎ぎみ』(←これは自分でも云っていました。) なので、主人とは一緒にイク!という事が一度も無いです。
(結婚暦は16年です) でも、Hは?したくて堪らないので、主人には機嫌の良い時に 私自ら?声掛けてお願いしているのです。
(毎回ですよ。声かけるのは。。) こんな馬鹿馬鹿しい話、無いですよね。。。 (T_T)
心療内科とかに以前、行っていましたが 先生が(私の言っている事が理解できないからなのか? 私の説明が解らないからなのか?)一年ぐらい通っていましたが 主人自体も夫婦関係も改善できません。
なので通うのを止めました。(止めてから2年ぐらい経ちます)。 Hもとうとうストレスの限界で、さてどうしよう??という時にここを運よく見つけました。(ネットの記事ですかね??)
精神的。。というか、(こんな場所が有るんだ。。って思ったら) 少しだけ。。気が楽になりました。
今は子育てとかに没頭していて。。なかなか思うような? 行動も出来ませんし、何しろ働いてないので 自由に使えるお金が無いです。。行きたくても行けないのです (T_T)
いずれ、主人とは離婚したい。。とは思っていますが、 (主人は離婚しない!っては私に言っていますが) それも、子供が大きくなって自立した時に、主人がどう出るかが 判らないので、その前に、色々と資格も取って、先ずは 自立出来る方向に行かなくては。。と、思っているので。。。 早く子育て終了したいです。。 (T_T) 子育てがひと段落してないと、雇ってもらえないです。。 一番下の年齢が後、12年経つまで。。。辛抱です。 (そうすると。。全員、成人になります) とにかく、私の云いたい事がズラッと書かれていて、 驚きました。 ただ、主人には。。このページは見せられません。 何故なら、物凄くプライドが高いヒトなので。 (T_T)今は自分だけが我慢している状況です。
すみません。愚痴ってしまいました。
長々、ここまで読んで頂いて有難うございました。女性に対する思いやりが感じられました。
また、落ち込んだ時に(?)こちらに来させて頂きます。 m(__)m

はじめまして! セックスレスについて、目からうろこの内容に思わずキーボードを叩いております。
結婚して4年、夫とのセックスの回数は10回も越えません。付き合った当初は逢えば求めてきたのに、結婚が決まったあたりから夫から求めてくることはなくなりました。
結婚後は私から誘うことでセックスすることができましたが、断られることもよくありました。
なので夫のことを、あまり性的刺激が好きではない、と思い込んでいました。しかし自宅のパソコンにアダルトな映像や漫画が2000以上入っていることを知ってしまいました。健全な男子であることに一安心しましたが「彼が求めてこなくなったのは私の魅力がなくなったからだ」と落ち込みました。おしゃれやカラダ磨きを頑張っていますが何の変化がない状態が続いています。
大切に思っているからヤラシイ性対象に見られない。セックスレスは簡単に解消できない。諦める。その言葉にすごく助けられました。 やっぱり私は体も心も女でいたいし、体も心も愛されている実感がほしいです。よくばりだな?と思いますが、セックスに関して考え方を変えていこうかな、と。そんな考え方の方針転換ができそうなので、感謝したいデス。
ありがとうございます。

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>30歳女性の3人に1人が処女・バージン

30歳女性の3人に1人が処女・バージン

30歳女性の、3人に1人は処女といわれています(性経験のない女性の割合は、25~29歳で32.6%、30~34歳で31.8%〈2015年厚生労働省出生動向基本調査〉)。

恋愛もセックスも自由な今、3人に1人という数字は意外と多いと感じられる方が多いかもしれません。
「機会がない」「セックスしてもいいと思うような相手がいない」「その気になれない」など、その理由はさまざまですが、実は少なくない女性が「男性嫌悪や不信」「性的なトラウマ」「痛みや出血への恐怖」などの悩みや不安を抱えていることはあまり知られていません。

年齢を重ねれば重ねるほど、処女の十字架は重く女性にのしかかっていきます。
ある40代の女性は、処女であることについて、「40歳でバージンなんて正直気持ち悪いし、引くと思います。だからこれは、絶対誰にも言えません。私ひとりで抱えるしかない最重要機密です」とおっしゃっていました。
処女という十字架を背負っているのは、決してあなただけではないのです。

女性用風俗ムツゴトのお客様で30代のバージン女性、仮にA子さんとします、はこんなことをおっしゃっていました。
「私は処女、恋愛経験もゼロで、彼氏がいたこともありません。仕事に追われて、家に帰って寝るだけの生活。自信が持てなくて、家庭を持つ女性にいつも劣等感を感じていました。このまま異性と一切無縁の人生を送るかと思うと、絶望的な気分になります」

常に『女性としての自分に自信が持てない』『消えてなくなってしまいたい』という強迫観念にかられ、未経験であることについて、なんとも説明しがたい心のわだかまりがあったとA子さんは言います。
ベッドの中で抱き合った後、A子さんは「ずいぶん久しぶりに、人に甘えたような気がします」
と、ため息を漏らしました。

A子さんは、「『女』を出してはいけないと、ずっと自分に言い聞かせてきました。人に頼ったり、甘えたりしてはいけない、そんなことをしたら自分がガラガラと崩れてしまうと思い込んでいました」と言います。
「怖かったですか?」 と、聞くと、
「いえ、実際、怖いことは何も起こらなかったし、弱い面や、もろいところも含めて、私は私のままでいいと思うことができました。自己否定の固まりだった自分を、少し肯定できるようになったような気がします」
とおっしゃいました。
処女をいつ卒業するかは、個人的な事情であり、これまで機会がなかっただけで、何歳であっても、まったく遅くはありません。

30代、40代以上で処女の方は特に、人一倍まじめで、努力家の方が多いように感じます。自分の楽しみは後回しにて、人のため、会社のため、家族のために時間を使ってきたのではないでしょうか。
明日からはどうぞステキな時間を過ごされることを、自分で自分に許してあげてください。