オンナの人はセックスで本当に気持ちよくなりたい
カオルです。
女性向け風俗というお仕事を通じて、多くの女性と出会ってきて強く感じるのは、「オンナの人は気持ちよくなりたい」と最も望んでいることです。これは20代・40代・60代の女性でも全く同じ。ところがそれは、男性にしてもらわないと得ることが出来ません。彼や旦那さんが解消してくれれば一番幸せなのですが、一般的な男性はセックスの時には自分のことしか考えられない生き物。だから、ほとんどの女性は自身の性欲を持て余してしまっています。
常識という鍵の話
オンナの人の身体にはフタがあって、普段は固く閉じられていて、しかも鍵がかかっています。鍵の正体は社会の一般常識やオンナはこうすべきであるという固定概念。
鍵が架かっていると言うことすら知らずに一生を終える方もいます。
こんな記事がありました。東洋経済と言うこともあって表題がいかにも男性目線ですが、ライターは女性の方みたいなので、あえてこの題名を付けられたのかもしれません。この記事の女性を男性に書き換えたら、当たり前すぎて記事にもならないです。これだけオープンな世界になっているのに、まだ女性に鍵がかけられてられると言うことは驚くべきことです。それでも少しずつガタがきている兆候は見て取れます。時代は少しずつ先に進んでいるとは僕も感じています。
僕がこの記事を読んで思ったことは、愛を買う(=恋愛をしたい)のではなくて気持ちよくなりたいのではないかということです。
女性はセックスは好きな人とすべきだし、愛していないと気持ちよくなるはずがないという前提があるので、どうも話がゴチャゴチャになってしまいます。
「恋愛をしたいのでは無くて、気持ちよくなりたいということ」
この観点で再度記事を読み直してみて頂けると面白いと思いますよ。
女性の心の中のフタの話
僕が難しいなと感じているのは、先ほどの例えで言えば「フタ」すなわち女性の心の蓋のことです。それを開けることが出来るのは相手の男性次第なのです。だから、女性が男性みたいに仮に風俗店に来たとしても、それで解決するという訳でも無いのです。なぜなら女性の方が男性のスタッフに心と身体を開いてもらわないと、最終的には性的に気持ちよくなれないから・・・。
以下のメッセージは僕のお客様で、30代後半の女性の方から頂きました。
この方は本当に旦那さんのことが好きなのに、ご自身が「気持ちよくなりたい」という身体の中から沸き上がってくる強い欲求をどう説明していいのか、あるいは折り合いを付けていいのか悩まれています。 オンナの人はまず、「恋愛をしたいのでは無くて、気持ちよくなりたいということ」が先なのかもしれません。
気持ちよくなりたいことに正直になること。そして僕はそんなオンナ人の手伝いをちょっとだけして差し上げることができたらいいなと思っています。
■30代 会社員・主婦
■感想
セックスに関して何が正しいとか、定義しきれないと思うのですが、やっぱり日本の女性はそういう「既成概念」に縛られていたんだなってセッション受けて感じたんですよね。でもそれは、ムツゴトさんという場所でのサービスだからであって、不倫は絶対できないなって思いました。お金が介在しているとこんなにも違うのかなって。カオルさんがプロだからっていうのもありますが…。私の夫ともしたいしカオルさんともしたいって欲求は だいぶ世の中変わってきているけれども、今の「常識」だとおかしなことなのかもしれないですね。それこそ愛している人だけとしか、女性はそういうことができないっていうカオルさんの言い方を拝借したら「呪い」なんだと。このことを一人だけ*****は理解してくださるんですけど、それでも彼女には言えないし(いう必要もないということもありますが)まだまだ女性の性の解放は難しいですよね。
でもこれだけは断言できます。恋ではないけれど、行為をするとたくさんの情報を一気に取り交わせるので、深く理解はできるような気がするし、その行為がよければ、お相手の幸せを願えるようなそんな関係は築けるのかなって思いました。振り返ってホントこれは大きな気付きでした。
お忙しい年の瀬近くにメール送ってしまってごめんなさいね。
それでは、本当に年内最後だと思いますがよいお年をお過ごしくださいませ。
ブログnoteをご覧くださいね。
「カオルは、なぜこのビジネスを始めようと思ったのか」