29歳、処女なのですが大丈夫でしょうか?

まもなく30歳で処女、女性向け風俗を利用される訳

30歳は女性にとって大きな壁

「30歳」というのは、女性にとって、一つの大きな区切りだと思います。
まず、30歳を境に、結婚率がグッと上昇することからも見て取れます。内閣府が行った調査によると、独身女性の割合は、25~29歳では、約6割。しかし、30~34歳では、約3割、35~39歳が約2割にまで激減するのです(2014年少子化社会対策白書)。
「30歳」は、交際中のカップルが結婚に踏み切るきっかけにもなります。20代のうちに、ウエディングドレスが着たいと望む女性も多いです。
また、会社でも、責任のある仕事を任せられるようになります。
20代前半の頃に比べ、仕事でも、プライベートでも、様々な葛藤が生まれてくるのが、「30歳」という年齢なのです。

独身女性の多くが、仕事にやりがいを感じる一方で、「私の女としての人生は、これでいいのだろうか?」「一生結婚できないのではないだろうか?」と、ぼんやりとした不安を抱えていることも事実でしょう。
親や親戚からの、「いい人はいないの?」「早く結婚しなさい」という圧力が最高潮に達するのも、30歳前後です。友人の結婚や妊娠に嫉妬を感じてしまい、手放しで喜べなくなってしまったと語る女性もいます。

バージンコースに相談される女性

実は僕たちに寄せられる処女の相談も、30歳前後の女性の方がもっとも多いです。次のご紹介するMさん(29歳)もその一人です。

Mさんは、大学を卒業後、関西の大手企業で、採用の仕事をしています。ノーカラーの上品なスーツが似合う、美しい女性です。
男性との交際経験はあるが、いずれもセックスする前に別れてしまったということでした。ここ3,4年、仕事が忙しく、恋愛をする暇がなかったそうです。そろそろ年齢的にもまずいと思い、ネットでいろいろと検索しているうちに、僕たちのホームページにたどり着いたのです。
悩んだ末、30歳の誕生日を迎えたことをきっかけに、申し込むことにしたそうです。

誕生日当日、Mさんはこのためだけに新幹線で東京までやってきました。
初めて会ったとき、Mさんは非常に緊張されていました。初対面の男性に、性について話すことはちょっと抵抗があったのでしょう。一度目はカフェで、2度目は六本木の静かなイタリアンで会食を取り、3度目の上京の際にお部屋を取って、僕たちは夜が明けるころまでいろいろなお話をしました。

いじめから男性不信に

Mさんは学生時代、些細な出来事をきっかけに、ある男子グループから目をつけられてしまったということです。
「自分で言うのもなんですが、学生時代はいわゆる優等生でした。成績も良くて、先生にはかわいがられていたと思います。学級委員を任されることも多く、掃除をさぼったり、服装が乱れたりしている男子に対しては、結構きつく当たっていたと思います」
マジメでしっかりとしたMさんは、クラスでもみんなに頼りにされていたようです。しかし、その態度が生意気だと、男子からいじめを受けるようになったのです。最初は教科書を隠されたり、容姿をからかわれたりする程度だったが、次第にいじめはエスカレートしてゆきました。
女友達も男子グループを恐れ、Mさんから離れていってしまったということです。
「一番つらかったのは、お弁当を一緒に食べる友達がいなくなってしまったことです。みんな机を寄せて、楽しそうに食べているのに、私は一人ぼっち。口に詰め込むように急いでお弁当を食べて、人気のない非常階段や、屋上で昼休みを過ごすことが多くなりました」
Mさんの学校は、中高エスカレーター式だったため、いじめは高校卒業まで続いたという。
「正直すごくつらかったです。でも、泣いたり、学校を休んだりしたら、男子の思うつぼだと思って、毎日きちんと通っていました。親や先生には、絶対に悟られないように気をつけていたので、傍目には普通にみんなと仲良くしているように見えたでしょうね。勉強だけは絶対に負けないと思って、高校3年間、学年一位の座を守り続けました」
その甲斐あって、Mさんは第一志望だった関西の女子大に合格。女子大の自由な雰囲気は、Mさんにぴったりだったそうです。何より、男子の視線におびえなくていいという安心感がありました。
好きだったシェイクスピアの研究をしながら、サークル活動やアルバイトなど、充実したキャンパスライフを送ったそうです。
Mさんは、大学に入ってから、初めておしゃれが楽しいと思えるようになったといいます。メイクを勉強するために、バイトで貯めたお金で、半年間メイクアップスクールに通い、女性誌やモデルを参考に、ファッションの研究を重ねました。
外見に自信が持てるようになると、いつの間にか考え方も前向きになり、何事にも積極的に取り組めるようになって行きました。
成人式では、かつてMさんをいじめた男子からも、「おまえ、きれいになったな」とまで言われるようになったそうです。

社会人になってからの男性関係

就職すると、Mさんの美貌は社内でも注目の的でした。Mさんは20代前半で三人の男性と交際するが、いずれも長くは続かなかったのです。
「三人とも、向こうから告白されました。今思うと、最後まで私のほうから積極的に好きになるということはなかったと思います。三人とも年齢が近かったせいか、どうしても頼りなく見えてしまうんです」
一般的には女性に比べ、男性は精神的な成長が遅いです。いじめに耐え、勉強をがんばってきたMさんは、同世代と比べても、大人びていたのでしょう。
些細なことで腹を立てたり、仕事の失敗をいつまでも引きずっていたりする男性の態度が、Mさんの目には、ひどく幼く映ったようです。
「一人目、二人目の彼とは、キスもしませんでした。たぶん、相手はしたかったと思います。でも私は、そういう雰囲気になると、引いてしまう。だから、なるべく二人っきりにならないように、細心の注意を払っていました。三人目の彼とは、初めて泊まりで旅行に行ったんです。行き先は京都でした。周りの友達からセックスの話しは聞いていたので、憧れ半分、怖いもの見たさ半分でした。もう大人だし、いつまでも処女でいるのは格好悪いという気持ちもありました。
行きがけの車の中で、彼はすごくはしゃいでいました。自分はどれだけ仕事ができ、優秀か、いつかあんな会社辞めて、独立するんだって息巻いている彼の姿を見て、『考えが浅いな』とがっかりしてしまったんです。現実がまったく見えていない、何て幼稚なんだろうって。
夕食後、温泉に浸かっているときには、『私、これまでいろいろがんばってきたのに、この程度の男にバージンをあげるのはいやだ』と思ってしまいました。焦っていた自分が、バカみたいに感じられて。結局、彼には生理になったと嘘をつき、何も無いまま帰ってきてしまいました」

「他人から見ると、間抜けですよね。友達には何度も、さっさとしちゃえばいいのにって言われました。今どき、20歳を越えて処女を守っているほうが気持ち悪いって。
でも私は、そんな風にセックスを軽く考えられない。心から信頼できる人とじゃなきゃ、身を任せられないし、何より、体が拒否してしまうんです。」

Mさんの変化

バージンコースを受けられたMさんから、あるときこのようなメッセージを頂きました。

私はカオルさんと会ってから、男性に対する変な執着がなくなりました。
前はちょっと気になる人がいると、上手く話せなかったりしましたが、
「あなたなんて眼中にないのよ」みたいな態度を取れるようになりました。
そのおかげか、コンパでモテるようになりました。男の人って追いかけてくる女性には興味ないんですよね(笑)
この前はきれいになったよって言ってくれてありがとう。
きれいになったのは***さんのおかげだと思います!!最近、友達にもよく言われます(^_^)
「人生楽しもう」って思うようになりました。
私、イケメン好きだし、お洒落で、大人で包容力のある優しい人が良いですから。でもそんな理想に叶う人いないと思ったんです。
でも、このわがままを変えることはできないですよね。
じゃあ、つまらない男の人に時間を割くくらいなら、人生楽しもうって思いました。仕事もプライベートも楽しめてる自分がいて、今すっごく充実してます。

彼女がこれからも素敵な人生を送られることを僕は心から願っています。

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>30歳女性の3人に1人が処女・バージン

30歳女性の3人に1人が処女・バージン

30歳女性の、3人に1人は処女といわれています(性経験のない女性の割合は、25~29歳で32.6%、30~34歳で31.8%〈2015年厚生労働省出生動向基本調査〉)。

恋愛もセックスも自由な今、3人に1人という数字は意外と多いと感じられる方が多いかもしれません。
「機会がない」「セックスしてもいいと思うような相手がいない」「その気になれない」など、その理由はさまざまですが、実は少なくない女性が「男性嫌悪や不信」「性的なトラウマ」「痛みや出血への恐怖」などの悩みや不安を抱えていることはあまり知られていません。

年齢を重ねれば重ねるほど、処女の十字架は重く女性にのしかかっていきます。
ある40代の女性は、処女であることについて、「40歳でバージンなんて正直気持ち悪いし、引くと思います。だからこれは、絶対誰にも言えません。私ひとりで抱えるしかない最重要機密です」とおっしゃっていました。
処女という十字架を背負っているのは、決してあなただけではないのです。

女性用風俗ムツゴトのお客様で30代のバージン女性、仮にA子さんとします、はこんなことをおっしゃっていました。
「私は処女、恋愛経験もゼロで、彼氏がいたこともありません。仕事に追われて、家に帰って寝るだけの生活。自信が持てなくて、家庭を持つ女性にいつも劣等感を感じていました。このまま異性と一切無縁の人生を送るかと思うと、絶望的な気分になります」

常に『女性としての自分に自信が持てない』『消えてなくなってしまいたい』という強迫観念にかられ、未経験であることについて、なんとも説明しがたい心のわだかまりがあったとA子さんは言います。
ベッドの中で抱き合った後、A子さんは「ずいぶん久しぶりに、人に甘えたような気がします」
と、ため息を漏らしました。

A子さんは、「『女』を出してはいけないと、ずっと自分に言い聞かせてきました。人に頼ったり、甘えたりしてはいけない、そんなことをしたら自分がガラガラと崩れてしまうと思い込んでいました」と言います。
「怖かったですか?」 と、聞くと、
「いえ、実際、怖いことは何も起こらなかったし、弱い面や、もろいところも含めて、私は私のままでいいと思うことができました。自己否定の固まりだった自分を、少し肯定できるようになったような気がします」
とおっしゃいました。
処女をいつ卒業するかは、個人的な事情であり、これまで機会がなかっただけで、何歳であっても、まったく遅くはありません。

30代、40代以上で処女の方は特に、人一倍まじめで、努力家の方が多いように感じます。自分の楽しみは後回しにて、人のため、会社のため、家族のために時間を使ってきたのではないでしょうか。
明日からはどうぞステキな時間を過ごされることを、自分で自分に許してあげてください。